私自身が直接「消費者金融」と関わったわけではないのだが・・・以前信販系百貨店で働いていたときのこと。
カードカウンターに配属になり、キャッシングや返済、カード発行の手続きをしていた。返済や発行は単調な仕事だったが、キャッシングに関しては泥臭い社会を見せつけられた。
申込書に借りる金額とその理由を書く欄があり、事由は様々だ。が、単に「遊ぶ金」という人もいれば「孫におもちゃを買うから」という祖父母、「生活のため」と堂々と書く人も。時代はバブルだったにも関わらず・・・だ。
貸す際に他の金融業者からの借り入れを調査する場合もあり、信用照会をするとめいっぱいに借りてる上に返済も滞っていて、とても我が社ではお貸しできない方々も多々見受けられた。そんな人に限っておとなしい気弱そうな人だったり、中には大学の後輩もいて、ショックを受ける毎日だった。
客の二割くらいは信用照会をし、その半数くらいは融資できない。断りは上司の担当だったが、「申し訳ございませんがお貸し出来ません。」と言うと、明らかに不満顔になり「他の店舗に行ってやる。そこなら貸してくれる。」と吐き捨てて去っていく客。「どこに行っても貸してくれないよ〜」と哀れに見ていた私たち社員。
自分の生活設計も建てられない人が沢山いる社会の裏側を目の当たりにして、結局その会社を一年で退社した。経済に窮する昨今はもっとひどい状況かもしれないとは思うが。